ごはんを酵素パウダーで液状化できれば、少ない量でも効率よく栄養を摂取できます。
私も「ごはんから粥ゼリーを作りたい」と思い、何度も挑戦しました。
しかし結果は失敗。
酵素パウダーの入れ方を変えたり、ミキサーを変えたり、温度を調整したりしましたが、宮源さんの公式動画のようなサラサラの状態にはなりませんでした。
そこで宮源株式会社に問い合わせながら原因を検証してみました。

この記事では、私が実際に試した5つの方法と、そこからわかったことをまとめます。
※このブログの情報は一般的な介護食の参考情報です。嚥下機能には個人差があります。必ず担当の医師・言語聴覚士・管理栄養士にご相談の上でご活用ください。
結論|私のミキサーではごはんを液状化できませんでした

まず結論です。
私がもっている家庭用のミキサー(パナソニックMX-X700)を使用して5つの方法を試しましたが、ごはんをサラサラの液状にはできませんでした。

ただし、全粥であれば問題なく粥ゼリーを作れています。そのため、
- 今あるミキサーで作りたい方 → 全粥がおすすめ
- ごはんを液状化したい方 → 撹拌力の高いミキサーが必要な可能性あり
というのが現時点での結論です。

私は現在、全粥から粥ゼリーを作っています。
全粥から粥ゼリーを作る方法はこちら▼
ごはんから作ると全粥よりも栄養価が高い
お粥(全粥)とごはんでは、同じ100gでも栄養価がまったく違います。ごはんの方がエネルギーは2.4倍、たんぱく質は2.2倍多くなっています。
| 食品(100g) | エネルギー | たんぱく質 |
|---|---|---|
| 全粥 | 65 kcal | 0.9 g |
| ごはん | 156 kcal | 2.0 g |
出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
お粥は水分が多い分だけ、同じ量でもエネルギーとたんぱく質が少なくなります。食べる量が限られている方にとって、この差はとても大きいです。

ごはんをゼリー状にできれば、食べる量が少ない方でも栄養がしっかり摂れると考えました。
私が試した5つの方法
- ① 酵素パウダー先入れ → 失敗
- ② 大容量ミキサー → 失敗
- ③ タンブラー → 失敗
- ④ 冷凍ごはん → 失敗
- ⑤ 59℃でなじませて撹拌 → 失敗
①ミキサーに酵素パウダーを先に入れたので失敗
宮源さんの資料の「酵素パウダーがブレード(ミキサーの刃)に接触するように入れる」という説明を見て、酵素パウダー→ごはんの順で投入しました。

すると、ミキサーの底に酵素パウダーが落ちてしまいました。
その結果、液状化出来ませんでした。
後から公式資料を確認すると、大容量ミキサーで作る場合は、ごはんを入れてから酵素パウダーを加える手順になっていました。

この時点では、失敗したのは「酵素パウダーを入れる順番が原因」だと思いました。でも、それだけではありませんでした。
②大容量ミキサーで再挑戦したが失敗
公式資料の通りに手順を修正し、ミキサーにごはん→酵素パウダーの順で投入しました。
しかし大容量ミキサーでは、200gのごはんは量が少なすぎて側面に飛び散り、上手く撹拌されませんでした。
その結果、液状化できませんでした。


「ミキサーが大きすぎるのでは?」と考えました。そこでタンブラーにすれば容量が少なくなるので成功するはずだと思いました。
③少量で使えるタンブラーに変更して挑戦したが失敗

今度は小容量タンブラーを使用しました。
ごはんが刃に当たりやすくなると考えたからです。
ごはんの温度もしっかり計り、入れる順番も間違いありません。
しかし、今までで一番トロトロにはなりましたが、サラサラ(液状化)には至りませんでした。


容量を変えてもダメでした。原因は他にもありそうです。
④冷凍ごはんで試したが失敗
公式には「炊きたてごはん」を用意するように書いています。
しかし、冷凍ごはんしかなかったため、「温度さえ確保できれば液状化できるのでは?」と考えました。しかし冷凍ごはんで作った場合は一番悪い出来上がりになりました。
冷凍ご飯をレンジで温めた時に水分が少なくなっていたためです。
つまり、ごはんを液状化するには「温度」と「ごはんの水分」が大切だと分かりました。
⑤ごはんと酵素パウダーを先になじませてから撹拌した
ここで新たな問題に気付きました
私のミキサーは60℃以上NG、酵素パウダーは60〜80℃がベスト
私のミキサー(パナソニックMX-X700)の注意書きには「60℃以上の食材を入れない」と記載があります。理由は熱いとミキサーが割れるからです。
一方で酵素パウダーは60〜80℃で最もよく働きます。
(お使いのミキサーの取扱説明書も一度確認してみてください。)
そこでボウルにごはん(77℃)を入れ、酵素パウダーをまぶし、酵素反応を進めました。

その後、ごはんが59℃になった時点でミキサーにかけました。
しかし上手く液状化されませんでした。
5つの方法を試してわかったこと
今回の検証で分かったことは、宮源さんが書いている手順通りに作っても、私のミキサーではごはんを液状化するのが難しいということです。
- ごはんの温度は正確に計っている
- 酵素パウダーも刃に当たっている
- 撹拌時間も正しい
- タンブラーで作っているので容器の大きさもOK

ここまできて、何が原因で作れないのか分からなくなってしまいました。
宮源株式会社に問い合わせてわかったこと
宮源株式会社のHPにのっている手順で作ったものの、液状化できなかったため、直接問い合わせました。
教えていただいた失敗する主な原因は次の通りです。
- ごはんの温度が低い
- 酵素パウダーが刃に当たっていない
- 撹拌時間が短い
- ミキサーの容器が大きすぎる
- ミキサーの回転数が少ない

ここでやっと、私の場合は、ミキサーの回転数が少なことに気が付きました。
宮源さんが使っているのは「マジックブレット」というミキサーでした。
これは、撹拌力が業務用ミキサー位あり、回転数も21,000回転あります。
ごはんをカップに入れて、酵素パウダーを入れて、蓋をすれば、勝手に刃に酵素パウダーがあたる構造です。
つまり、ごはん200g位を無加水で液状化するのには向いているミキサーだと言えます。
一方私が使っている家庭用のミキサーは回転数が11,700回転です。
マジックブレッドの半分でした。

結論、ミキサーの回転数が足りていないことが失敗の原因だと考えられます。
ごはんを液状化したい方は公式情報も参考に
私が使っているミキサーでは液状化できませんでした。
しかし、宮源株式会社ではごはんの液状化方法を公式ホームページやYouTubeで公開しています。
撹拌力の高いミキサーをお持ちの方や、新しいミキサーで挑戦したい方は、公式情報を参考にしてみてください。
宮源さんが使っているミキサーはこちら▼

私は現在、全粥から粥ゼリーを作っていますが、ごはんの液状化に挑戦したい方は公式情報を見るのが一番確実だと思います。
私は全粥で対応しています
ごはんの液状化には成功できませんでしたが、全粥から作る粥ゼリーであれば、私のミキサーでも問題なく作れています。
また、エネルギー不足が心配な場合は、
- 間食を追加する
- 高カロリー食品を活用する
- 高たんぱく食品を組み合わせる
ことで対応できます。

無理にごはんで挑戦せず、まずは全粥から始めるのがおすすめです。
全粥から粥ゼリーを作る方法はこちら▼
酵素パウダーの使い方と温度のコツはこちら▼
ミキサーゲルで固まらない原因と対策はこちら▼
まとめ|私のミキサーではごはんを液状化できませんでした
- 私のミキサーではごはんを液状化できなかった
- 酵素パウダーを入れる順番だけが原因ではなかった
- ミキサー容量や構造も影響している可能性がある
- 宮源株式会社からは温度と撹拌力の重要性を教えていただいた
- 私は現在、全粥で実用的に対応している

同じように液状化できず悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
粥ゼリーを作るのが面倒だと言う方はレトルトの粥ゼリーもおすすめです▼




