「地震も多いし、介護食を備蓄しておきたい。賞味期限が長くて常温保存できるものはないかな?」
そう思って探していたときに見つけたのが、エバースマイルのムース食でした。公式サイトに「製造から12ヶ月」と書いてあったので、「1年に1度買い替えればいい」と思って購入しました。
ところが実際に届いた商品を確認すると、到着時点での残りは約9.5ヶ月でした。

私は手元に届いてから「12ヶ月」と勘違いしていました。
公式サイトに載っていた「製造から12ヶ月」という表記は、正しいです。
でも製造日から流通・配送を経て届くため、手元に来た時点では、少し短い期間になっています。
これをきっかけに、他の介護食の賞味期限も調べてみました。すると冷凍宅配弁当のウェルネスダイニングは、公式サイトの表記より実際の賞味期限がずっと長い商品でした。
実際に購入して確認した賞味期限(一例)
- エバースマイル ビーフステーキ(常温・宅配):到着時点で約9.5ヶ月
- ウェルネスダイニング(冷凍・宅配):到着時点で約9ヶ月(公式表記より長かった)
この記事では、私が実際に購入して確認した介護食・嚥下食の賞味期限データをもとに、備蓄するときに気をつけたいポイントを正直にお伝えします。

管理栄養士として、また嚥下食が必要な娘を支える母として、実際に購入・確認したデータだけをお伝えします。
・公式情報と実際の賞味期限の違い
・常温・冷凍タイプの実購入データによる比較
・介護食の備蓄でよくある失敗
・正しい保存方法と管理のコツ
介護食の賞味期限、公式情報と実際は違う
※「賞味期限」は”おいしく食べられる期限”、「消費期限」は”安全に食べられる期限”です。介護食の多くは賞味期限表示ですが、期限を過ぎた食品は状態を確認して判断してください。
各社の公式表記と、実際に購入して確認したデータを比べてみます。
宅配で注文したときの賞味期限(到着時点)
| 商品 | 保存方法 | 公式の表記 | 到着時の残り期間 |
|---|---|---|---|
| エバースマイル 鮭と野菜のあんかけ | 常温 | 製造から12ヶ月 | 約9.5ヶ月 |
| エバースマイル ふっくら粒なしごはん | 常温 | 製造から12ヶ月 | 約10ヶ月 |
| ウェルネスダイニング | 冷凍 | 到着後3ヶ月以上 | 約9ヶ月 |
ドラッグストアで購入したときの賞味期限(購入時点)
| 商品 | 保存方法 | 公式の表記 | 購入時の残り期間 |
|---|---|---|---|
| アサヒ まんぷく日和 なめらかごはん | 常温 | 製造日から18ヶ月 | 約9.5ヶ月 |
| キユーピー なめらかごはん | 常温 | 製造日を含め19ヶ月 | 約12.5ヶ月 |
※アサヒの賞味期限は販売サイトの商品情報をもとに記載しています。正確な期間はパッケージ裏面でご確認ください。キユーピーは公式サイトより。

公式表記だけでは実際の残り期間はわかりません。届いたら・買ったらすぐに確認することをおすすめします。
介護食の備蓄でよくある失敗

備蓄を始めようとするとき、こんな失敗をしがちです。
備蓄あるある失敗リスト
- 賞味期限を確認しないまま大量に買ってしまった
- 冷凍タイプを買ったが冷凍庫に入りきらなかった
- 備蓄したのに本人が食べてくれなかった
- 災害時に停電して冷凍食品が使えなかった
「本人が食べてくれなかった」という失敗を防ぐためには、備蓄する前に少量から試しておくことが大切です。また「停電時に使えない」を防ぐには常温タイプを組み合わせるのが現実的です。
嚥下食を食べてくれないときの対処法はこちら▼
常温保存できるエバースマイルを、まずは少量試したい方におすすめです▼
常温タイプと冷凍タイプ、賞味期限はどう違う?
常温タイプは到着時点で約10〜11ヶ月
今回確認した常温タイプは、到着・購入時点で約9.5〜12.5ヶ月の賞味期限が残っていました。
ドラッグストアで購入したキユーピーは約12.5ヶ月と最も長く、ネット注文のエバースマイルは約9.5〜10ヶ月でした。
常温タイプはレトルト加工されているため長期保存が可能です。停電時でもそのまま食べられて持ち運べるという点で、備蓄食として優れています。
常温タイプで備蓄しているもの(みかんの場合)
- エバースマイル主菜(30食バラエティセット)
- エバースマイル ふっくら粒なしごはん
エバースマイルのムース食(おかず)を備蓄したい方におすすめです▼
エバースマイルのムース食(ごはん)を備蓄したい方におすすめです▼
冷凍タイプは到着後の管理が重要
ウェルネスダイニングは到着時点で約9ヶ月の賞味期限が残っていましたが、これはあくまで冷凍保存を続けた場合の期限です。一度解凍したり冷凍庫の温度が上がったりすると品質が落ちる可能性があります。
各社の冷凍タイプの公式情報をまとめると以下のとおりです。
| 会社 | 冷凍保存の条件 | 賞味期限の目安 |
|---|---|---|
| ウェルネスダイニング | -18℃以下 | 到着後3ヶ月以上 |
| メディカルフードサービス | -18℃以下 | 製造日より90日間 |
| 健康直球便 | 冷凍保存 | 出荷時2ヶ月以上確保 |
「冷凍だから短い」とは限らない
実データを見ると、冷凍のウェルネスダイニングも到着時点で約9ヶ月残っていました。公式情報の「到着後3ヶ月以上」という表記は最低保証であり、実際にはそれ以上残っている場合もあります。
ただし冷凍タイプは停電・引越し・避難時に使えないリスクがあります。常温タイプとの使い分けが現実的です。
常温・冷凍の使い分けの目安
- 常温タイプ:備蓄・防災・持ち運びに向いている
- 冷凍タイプ:毎日の食事・バリエーション重視に向いている

我が家は常温のエバースマイルを備蓄用に、冷凍のウェルネスダイニングを毎日の食事用に使い分けています。目的によって使うものを変えると、無駄なく続けられます。
冷凍宅配弁当のムース食を試したい方はこちらがおすすめです▼
介護食の正しい保存方法
常温タイプの保存場所と注意点
常温タイプは高温多湿・直射日光を避けて保存します。夏場は特に室温が上がる場所に置かないよう注意してください。
常温タイプの保存NGな場所
- 直射日光が当たる窓際
- 夏場に高温になる押し入れの最上段
- 車のトランクや車内
- 湿気が多い洗面所や浴室近く
冷凍タイプの保存と解凍の注意点
冷凍タイプは-18℃以下の冷凍庫で保存します。一度解凍したものは再冷凍しないでください。品質が落ちるだけでなく食中毒のリスクもあります。また冷凍庫の開閉が多いと庫内温度が上がりやすくなるため、詰めすぎにも注意してください。
開封後はすぐに食べきる
常温・冷凍どちらのタイプも、開封後は賞味期限内であっても早めに食べきってください。嚥下障害がある方は特に食中毒への抵抗力が弱い場合があるので、開封後の食べ残しは処分することをおすすめします。

1個が小さいので食べきりやすいのが嚥下食の利点です。開封したらその場で完食できる量を出すようにしています。
賞味期限を管理する3つのコツ

購入時に賞味期限をメモする
届いたらすぐに賞味期限を確認して、箱の側面にマジックで「期限:〇〇年〇月」と書いておきましょう。カレンダーや手帳にメモしておくのも有効です。「どれが古いか」がひと目でわかるようになります。

私は届いたらすぐに箱の側面に期限を書いています。これだけで期限切れをほぼ防げるようになりました。
ローリングストックで期限切れを防ぐ
ローリングストックとは、備蓄品を日常的に消費しながら補充し続ける方法です。「古いものから使って、使ったら補充する」を繰り返すだけで、常に一定量の備蓄が維持できます。
介護食はほぼ毎日使うものなので、ローリングストックと相性が良いです。「備蓄用」と「日常用」を分けて考えなくていいので、管理の手間も減ります。
防災の日(9月1日)に一斉確認する
年に一度、決まったタイミングで全ての備蓄品の賞味期限を確認する習慣をつけると管理がラクになります。9月1日の防災の日は覚えやすく、備蓄を見直す機会として最適です。期限が近いものは日常の食事に使いきり、新しいものを補充するサイクルを年1回意識するだけで、期限切れを防げます。
賞味期限管理の3つのコツまとめ
- 届いたらすぐに箱に賞味期限をメモする
- 古いものから使い、使ったら補充するローリングストックを習慣にする
- 9月1日(防災の日)に全備蓄品の賞味期限を一斉確認する
まとめ|賞味期限を把握した上で備蓄を始めよう
- 「製造から12ヶ月」は購入時点では約9.5〜10ヶ月前後になる
- 常温タイプは到着・購入時点で約9.5〜12.5ヶ月・冷凍タイプは到着後2〜3ヶ月以上が目安
- 「冷凍だから短い・常温だから長い」は思い込みで、実際は商品による
- 保存は高温多湿・直射日光を避け、開封後はすぐ食べきる
- 購入時のメモ・ローリングストック・年1回の確認で無理なく管理できる
賞味期限を正しく理解した上で備蓄を始めれば、いざというときに「期限切れだった」という事態を防げます。完璧に管理しようとしなくていいです。まず1箱買って、箱に期限を書くところから始めてみてください。

備蓄は「完璧にやる」より「続けられる形でやる」方が大切です。ローリングストックなら日常の延長で無理なく備えられます。
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