
最近、食が細くなってきたけれど、栄養は足りているのかな?

ムース食のお弁当に変えたら、カロリー不足で痩せてしまわない?
毎日の食事のこと、不安になりますよね。 私も障害のある娘を育てているので、「食べてくれない」「栄養が足りないかもしれない」という焦りは、何度も感じてきました。
結論からお伝えします。 ウェルネスダイニングのムースやわらか宅配食は、「これだけで1日の栄養がすべて満たせる食事」ではありません。
ただし、 食事づくりが難しい時に、栄養バランスの土台を支えてくれる、現実的で頼れる選択肢であると感じています。
この記事では、元管理栄養士の私が、厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」をもとに、以下の点を正直に検証しました。
・公式に公表されている栄養データと、実際に届いた5食分の違い
・75歳以上の男女別で見たとき、不足しやすい栄養素
・なぜ公式の栄養量は控えめに設定されているのか
・無理せず安全に、栄養を補う現実的な方法

読み終わるころには、「こうやって使えば安心なんだ」と、肩の力が少し抜けているはずです。
公式データ vs 実測データ|どう考えればいい?

まずは、「お弁当1食あたりの栄養量」を見ていきましょう。
公式サイトに掲載されている栄養価の目安(1食あたり)
| 項目 | 数値(平均) |
|---|---|
| エネルギー | 344 kcal |
| たんぱく質 | 8.8 g |
| 脂質 | 24.7 g |
| 炭水化物 | 22.5 g |
| 食塩相当量 | 1.9 g |
管理栄養士としてこの数値を見ると、たんぱく質はやや少なめ、脂質はやや高めという印象を受けます。
【検証】実際に届いた5食を計算してみました
「公式データは平均値だけど、実際に届くお弁当はどうなの?」 そう思い、我が家に届いた5食分について、栄養成分を計算しました。
| 項目 | 公式データ | 実測値(5食平均) |
|---|---|---|
| エネルギー | 344 kcal | 290 kcal |
| たんぱく質 | 8.8 g | 16.9 g |
| 脂質 | 24.7 g | 15.4 g |
| 炭水化物 | 22.5 g | 21.9 g |
| 食塩相当量 | 1.9 g | 1.4 g |
※「豚肉の塩レモンだれ」「ぶりの梅煮」など、実際に届いた5食分の平均値です。 ※メニューによって数値は前後します。
どう受け取ればいい?
今回確認した範囲では、公式サイトの平均値より、たんぱく質が多く脂質が控えめなメニューが届いていました。
ただし、これはあくまで一例です。メニュー構成によって栄養量は変わるため、この記事ではあえて厳しい「公式データ」を基準に、対策を考えていきます。
【男女別】1日の栄養は足りる?(2025年基準)

次に、 ムース食(おかず)+全がゆ250gを朝・昼・夕の3食食べた場合を想定し、1日の栄養量を計算しました。
※比較基準:
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
75歳以上・身体活動レベルⅠ(低い)
【男性・75歳以上】

| 栄養素 | 目標量 | 1日の摂取量 | 判定 |
|---|---|---|---|
| エネルギー | 1,850 kcal | 1,521 kcal | 不足 |
| たんぱく質 | 60 g | 33.3 g | 不足 ⚠️ |
| 脂質 | 41〜61 g | 74.1 g | やや多め |
| 炭水化物 | 231〜301 g | 179.0 g | 不足 |
| 食塩 | 7.5 g未満 | 5.7 g | 適正 |
特に注意したいのは、たんぱく質とエネルギーです。
主食がお粥だと水分が多く、炭水化物が少なくなりやすいため、全体的にカロリー不足になりがちです。
【女性・75歳以上】

| 栄養素 | 目標量 | 1日の摂取量 | 判定 |
|---|---|---|---|
| エネルギー | 1,450 kcal | 1,521 kcal | 適正 |
| たんぱく質 | 50 g | 33.3 g | 不足 ⚠️ |
| 脂質 | 32〜48 g | 74.1 g | やや多め |
| 炭水化物 | 181〜237 g | 179.0 g | ほぼ適正 |
| 食塩 | 6.5 g未満 | 5.7 g | 適正 |
女性の場合も、たんぱく質は不足しやすいことが分かります。
【電話確認】なぜ公式の栄養量は控えめなのか?

「量が少ないのは、栄養が足りないから?」
そう感じて、ウェルネスダイニングに電話で確認しました。
管理栄養士の方から返ってきたのは、とても現実的で、納得できる説明でした。
(管理栄養士さん)
ムース食を必要とされる方は、体調が悪く、食欲が落ちていることが多いです。そのため、まずは「負担なく食べきれる量」を優先しています。完璧な栄養を目指すより、「口から食べることを諦めない」ことを大切にしています。
この話を聞いて、「数字だけを見て焦っていたのは、私の方だった」と感じました。

まずは食べきれることを目標にし、体調が整ってきたら、少しずつ栄養を補う。
それがムース食との、無理のない付き合い方だと言えそうです。
実際の“量”に不安がある方はこちらの記事をどうぞ▼
ムース食がどこで購入出来るのか知りたい方はこちらの記事をどうぞ▼
無理せず栄養を補う方法【具体商品つき】

ここまでの検証から、ムースやわらか宅配食を中心にした食事では、
- たんぱく質
- エネルギー(=主に炭水化物)
が不足しやすいことが分かりました。
そこでここからは、「混ぜるだけ」「食べるだけ」で安全性を最優先にしながら栄養を補える方法を紹介します。
お粥・汁物に「粉」を混ぜる【一番安全で確実】
味をほとんど変えず、飲み込みやすさも保てるため、もっとも基本で安心な方法です。
不足している栄養に合わせて、使い分けてください。
たんぱく質が足りない時
▶ 明治 メイプロテイン(12.5g×20包)
- 1包で効率よくたんぱく質を補給
- お粥・味噌汁・スープに混ぜやすい粉末タイプ
- 病院・介護現場でも使われている、明治のたんぱく質補給食品

私は「まずは安全にたんぱく質を足したい」と思って、
このメイプロテインを選びました。
味の主張が少なく、食事の邪魔をしにくいのが助かります。
まずは味や使いやすさを確認してみる
エネルギー(炭水化物)が足りない時
「最近やせてきた」「量が食べられない」時に
▶H+Bライフサイエンス 粉飴(マルトデキストリン)1kg
- 主成分は炭水化物
- お粥・飲み物に混ぜるだけ
- 味がほとんど変わらない
- 少量でエネルギーを効率よく補給できる
※注意
粉末類をムース状のおかずに直接混ぜるのは避けてください。
必ず「水分の多いもの(お粥・味噌汁・スープ)」に溶かしてください。
間食(おやつ)で栄養を補う
食事量が少ない方にとって、おやつは「楽しみ」だけでなく、大切な栄養補給の時間です。
食べるタイプ
▶ ネスレ アイソカルゼリー ハイカロリー
(66g×24個 バラエティパック)
- 1個66gの少量設計
- 高カロリーで効率よく補給
- 味の種類があり、飽きにくい
▶日清オイリオ エネプリン プロテインプラス
バラエティパック
- たんぱく質+エネルギーを同時に補給
- デザート感覚で食べられる
- 食事量が少ない方に向いている
飲める方向け
▶明治 メイバランスミニ
アソートBOX(125ml×24本)
- 1本でエネルギー+たんぱく質
- 医療・介護現場でも定番
【重要】医師・管理栄養士に相談が必要なケース

以下に当てはまる場合は、自己判断で使用せず、必ず専門家に相談してください。
- 腎臓病・心疾患・糖尿病などの持病がある
- たんぱく質・カリウム・リン制限がある
- 経管栄養を併用している
- むせ・誤嚥が頻繁に起きている
- 体重減少が急激(1か月で2kg以上)
栄養補助食品は治療の代わりになるものではありません。
まとめ:ムース食は「食事をゼロにしないためのお守り」

ウェルネスダイニングのムースやわらか宅配食は、100点満点を目指すための食事ではありません。
「今日は何も食べられなかった」そんな日を作らないための、現実的で頼れる選択肢です。
足りない栄養は、間食や補助食品で補えば大丈夫。

「頑張りすぎない」ことも、介護を続けるために大切な工夫のひとつです。
実際に使った人の声も知りたい方はこちらの記事をどうぞ▼
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参考文献:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)





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