
ごはんを食べてほしいのに、なぜか食べてくれない…
このような悩みを解決します。
・「飲み込む力の低下」が食べない原因になる理由
・ミキサー食とムース食の違い(作り方・のど通り)
・ムース食を試すべきタイミングと判断基準

食べない日が続くと、体重が減ったり、元気がなくなったり、
「このままどうなってしまうんだろう…」と不安で押しつぶされそうになると思います。
実は、私もまったく同じ思いをしました。
重度の障害がある娘が体調を崩したとき、いつもなら食べられるミキサー食すら飲み込めなくなり入院。
医師からは「経管栄養も考えましょう」と言われ、胸が張り裂けるような思いでした。
そんな時、入院先の管理栄養士さんから教わったのがムース食でした。

ミキサー食は食べなかった娘が、ムース食なら少しずつ食べるようになりました!
この日を境に、娘はまた「自分の力で食べられる日常」を取り戻しました。
この経験から分かったのは、
ミキサー食よりムース食の方が飲み込みやすい場合があるということ。
小さな事ですが、大きな気づきです!
もちろん、高齢者の「食べない理由」は、認知症・薬の副作用・食欲不振など様々で、ムース食だけでは解決できないこともあります。
しかし、原因が「飲み込み」にある場合──
ムース食を一度試すだけで、また食べられる未来が戻ってくるかもしれません。
「もしかして…?」と思う方は、どうか最後まで読んでみてください。
あなたの大切な人の「食べる力」を守るヒントになるはずです。
(詳しい基礎知識は→ムース食とは?普通食やミキサー食との違いをわかりやすく解説でまとめています)
食べない原因の1つは「飲み込む力の低下」

高齢者・障害のある方に多い「食べない理由」
食べない理由は「食欲がない」だけとは限りません。
実は、本人も気づかない「飲み込みにくさ」が隠れていることがあります。
高齢者や障害のある方は、加齢・体調不良・口腔機能の低下などが重なり、
飲み込む力が知らないうちに弱っていることがあります。
飲み込みにくいと、
喉につかえるような違和感や、「飲み込むのが怖い」という不安から、
結果的に「食べない」「食べられない」につながっていきます。

体調も悪くない。好きな料理も用意している。
それでも食べない時は“飲み込めない”可能性を考えてみてください。
本人も気づきにくい「飲み込みにくさ」という問題
飲み込みにくさは、本人が気づかないまま進行することが多いです。
嚥下機能は痛みが出ないままゆっくり低下していくため、
本人が「飲み込みづらい」と自覚しにくい時があります。

特に認知症の方や、気持ちを言葉で伝えにくい方は症状を説明できず、周りも気づきにくいです。
・急に食事量が減った
・口に入れても飲み込むまでに時間がかかる
・水分でむせやすくなった
・好きだったものを急に拒否する
家族が「いつもと違う?」と気づいた時点で、すでに飲み込む力は弱っている可能性が高いです。そのタイミングで食形態を見直すことが大切です。
家族が見落としやすいサイン
食べる動作が普通に見えても、実は「飲み込みにくさ」が原因で食べられないことがあります。
特に次のようなケースは要注意です。
- 口の中でまとめる力が弱っているのに きざみ食が提供されている
- お粥・芋類など喉に貼りつきやすい食材がペースト状で提供されている
- 痰が多い、鼻づまりなどでミキサー食が飲み込みづらい
私自身も娘が「痰が多い・鼻づまりなどでミキサー食が逆に飲み込みづらくなっている」事を見落としていました。

「ミキサー食にしているから、飲み込めるはず」と思い込み、娘が食べられない理由に気づけませんでした。
もし、「要注意なケース」に当てはまっていれば、ムース食を試してみることをおすすめします。
ミキサー食とムース食は「作る手間」と「のど通り」が違う

ミキサー食の特徴
柔らかく煮た料理をミキサーにかけて作ります。
・ムース食より作る手間が少ない
・食材によっては喉に貼りつく
・水分が多いとむせやすい
・見た目が単調で食欲が落ちやすい
ムース食の特徴
柔らかく煮た料理をミキサーにかけ、ゲル化剤で固めて作ります。
・まとまりが良い
・喉に張りつきにくく、スルッと飲み込める
・見た目がきれいで食べる意欲が出やすい
・ゲル化剤で固める工程が必要
・ミキサー食より調理に手間がかかる
さらに詳しい違いを知りたい方は、【初心者向け】ムース食と他の介護食(嚥下食)の違いをわかりやすく解説をご覧ください。
ムース食の作り方と購入方法

ムース食は 自宅で手作りする方法と、
市販のムース食(レトルト・冷凍宅配弁当)を利用する方法があります。
それぞれメリットが違うので、負担の少ない方法を選んでくださいね。
自宅でムース食を作りたい方へ
ミキサーで撹拌し、ゲル化剤で固めれば、自宅でも安全にムース食が作れます。
作り方の手順や失敗しないコツをまとめています。
【初心者向け】ムース食の作り方を基本から解説|自宅でも安全・おいしく作れます。
市販のムース食を試したい方へ
レトルト食品や冷凍宅配弁当を使えば、温めるだけで完成するので、
忙しい日でもムース食を取り入れることができます。
買える場所・選び方・実体験レビューはこちらの記事をご覧ください。
【実体験あり】ムース食はどこで買える?通販サイト・宅配弁当サービス・スーパー・ドラッグストアを徹底比較
ウェルネスダイニングのムースやわらか宅配食とは?特徴・料金・栄養・レビューまとめ
まとめ

ミキサーで撹拌して作るという点は同じですが、
ミキサー食とムース食は「のど通り」が全く違う食形態です。
- ミキサー食はムース食より作る手間は少ない
- ムース食はまとまりが良く、喉に貼りつきにくい
- どちらが“正解”ではなく、両方を試してみることが大切

ミキサー食が食べづらそうと思った時は、ムース食を試してみてください。
たったそれだけで、「食べられなかった人が、また食べられるようになる」ことがあります。


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