
ウェルネスダイニングのムースやわらか宅配食って、1食が少ない?
このような悩みを解決します。
・内容量(1食あたりどのくらい?)
・少ない量で栄養は足りているのか。
・どんな人に向いているのか
病院や高齢者施設で管理栄養士として、12年間勤務
(仕事で嚥下食の調理経験アリ)
・障害のある娘の食事を10年間作り続けている
(ムース食作りが得意)
・普段からムース食の冷凍宅配弁当やレトルト食品を利用している
この記事では、実際食べたお弁当の写真を参考に、食事量についてお伝えします。

たしかに見た目はコンパクト。
でも実際は、「食べきれること」を大切にした設計なんです。
この記事を読めば、ムースやわらか宅配食が自分に合っているか分かります!
【負担をなくす】内容量は1食160〜170gと少なめ


お弁当の表示ラベルを見ると、内容量は1食あたり160〜170g前後。
他社のやわらか食に比べても、やや少なめの設計です。
これは「少ないから損」ではなく、食べ残さないための工夫です。
- 嚥下が不安な方
- 小食の方
- 病後で食欲が落ちている方
こうした人にとっては、「完食できる量」がいちばんの安心ポイントです。

無理せず食べきれるって、思っている以上に大事なんです。
「少ない=足りない」と感じるかもしれませんが、
食事サポートの現場では、「食べきれる=自信になる」ということがよくあります。
少ない量でもしっかりカロリーが確保できる理由
ムースやわらか宅配食は、1食あたり約200〜300kcal。
見た目よりもカロリーが高く、少ない量でエネルギーがとれるよう設計されています。
原材料を見ると、エネルギー補助食品が入っています

実際にラベルを見てみると、「エネルギー補助食品」という記載があります。

気になったので、ウェルネスダイニングに直接電話して確認してみました。
分からないことは、ウェルネスダイニングの管理栄養士さんに直接相談できるのも魅力の一つ。
私が電話したときもすぐにつながり、やさしく丁寧な口調で対応してもらえました。
この「エネルギー補助食品」の主成分は、「マルトデキストリン」ということでした。
マルトデキストリンとは?
マルトデキストリンとは、トウモロコシのでんぷんから作られた炭水化物で、次のような特徴があります。
・ほとんど味がしない
・水に溶けやすい
・消化・吸収が早い
つまり、負担をかけずにエネルギーをプラスできる素材なんです。

こういう細かな工夫が、「無理なく続けられる食事」につながっているんですね。
ただし、3食すべてをムース食にすると不足することも
1食としてのバランスは良いのですが、3食ムース食にすると、おかゆを合わせてもエネルギーや炭水化物が少し足りないという結果も出ています。
(※別記事【検証】ウェルネスダイニングのムースやわらか宅配食|1日の栄養は足りる?で詳しく紹介)
そのため、体調や年齢に合わせて間食(おやつ)など、無理のない範囲でプラスする工夫がおすすめです。
こんな人に向いています
・ムース食を初めて試す人
・嚥下に不安があるけど食事を楽しみたい人
・食欲が落ちやすい高齢の方や病後の方
・少量でもしっかりエネルギーをとりたい人

まずは「無理なく完食できる量」から始めるのがおすすめです。
まとめ
- 内容量は1食160〜170gで、やや少なめ
- でも少ない=足りないではなく、“食べきれる=続けやすい”
- 栄養を完璧にするより、“ゼロを防ぐ”ことが大切

食事を残すことに罪悪感をもってしまう方も多いです。
全部食べられたという安心が、毎日の栄養につながります。
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