スマイルケア食とは、新しい食事の基準です。
「ムース食とミキサー食、どう違うの?」
「ゼリー食っておやつじゃないの?」
「やわらかいごはんを出したのに、飲み込みづらそうで不安だった…」
介護食や嚥下食を選ぶとき、こんな悩みを感じたこと、ありませんか?
私も娘の食事を用意するとき、「どの形状が合っているのか?」「この食事で本当に安全?」と、いつも悩んでいました。
介護食って、ムース食やミキサー食、きざみ食…いろいろあるけれど、「基準がバラバラで分かりづらい」という声が多いのが現実です。
そんな不安を解決してくれるのが、スマイルケア食という新しい食事の基準です。

スマイルケア食って、最初はどこかの会社の商品名かと思ってたよ〜💦

ちがうよ😊 スマイルケア食は、国が作った「食事のわかりやすい共通ルール」なんだよ🍊
青・黄・赤の3色マークで、食事のやわらかさや飲み込みやすさがパッと見てわかる工夫がされています。
【結論】
スマイルケア食を使えば、「今、その人に合った食事」が選びやすくなります!
スマイルケア食って、なぜ必要だったの?
これまで介護食には、こんなふうに様々なバラつきがありました:
- ユニバーサルデザインフード(UDF)…メーカー独自の基準
- 病院ごとのやわらか食…基準や名前がバラバラ
- 施設での呼び方も「ムース食」「ミキサー食」など統一されていない
- ケアマネージャーや栄養士の経験によって食事が選ばれる
その結果、現場ではこんな声がよく聞かれました:
- 「これって、どのくらいやわらかいの?」
- 「見た目じゃわからないし、安全か不安…」
- 「うちの親に合ってるのか判断が難しい」
それに、家では普通食を出していたけど、施設では別の基準でやわらか食が出ていることもあり、家族間でも情報がちぐはぐになりがちでした。
こうした背景から、誰が見ても同じ判断ができる「共通ルール」が必要だと考えられるようになったのです。
そこで誕生したのが、「スマイルケア食」です。
🗣️たとえるなら…
それまでは、みんなが好き勝手に「信号のルール」を作っていました。
「この青は進んで良いのかな?止まる方が良いの?いや、こっちの施設では黄色が安全だったよ!」
・・・このような感じです💦間違いのもとです。
それを、
📣「全国で青・黄・赤で統一して、意味も決めておきましょう!」となったのが、
「スマイルケア食」です。

信号のルールを全国で統一するように、食事の見分け方も「色」で統一しようって決まったんです😊
スマイルケア食のポイントは3つ:
- ✔ 誰が見ても同じ判断ができる
- ✔ 青・黄・赤の色で直感的にわかる
- ✔ 家庭・施設・メーカーでも共通言語になる
まさに、全国どこでも「安全に食べられる」を支える基準なのです。
スマイルケア食の3色分類とは?
スマイルケア食は、以下のように「食べる力」に応じた3段階で色分けされています:
🟦 青マーク|元気な高齢者・栄養が必要な人に
- 対象:噛む力・飲み込む力に問題はないが、栄養が不足しがちな方
- 例:高栄養のおかず、栄養強化スープ、栄養補助食品など
🟨 黄マーク|噛む力が弱ってきた人に
- 対象:入れ歯でうまく噛めない、硬いものが食べにくくなってきた人
- 例:やわらかく煮たおかず、きざみ食、すりおろし野菜
🟥 赤マーク|飲み込みに配慮が必要な人に
- 対象:嚥下障害や、誤嚥のリスクがある人
- 例:ムース食、ゼリー食、トロミをつけた飲み物

娘の調子に合わせて、赤の日と青の日を使い分けてるよ♪色があると判断しやすい!
家庭でスマイルケア食をどう活かす?
スマイルケア食は、病院や施設だけでなく、家庭でも役立ちます。
たとえば:
- 市販の介護食を選ぶとき、「赤マーク」なら飲み込みに配慮された食事とすぐに分かる
- 施設や学校と食事内容を共有するとき、色を伝えればスムーズ
- 本人の体調に合わせて、その日の食事を安全に切り替えられる

「赤だからゼリー状」「黄だからきざみ」など、色があるだけで選び間違いが減ります✨
まとめ|スマイルケア食で、迷わない・あんしん食卓へ
- スマイルケア食は、介護食の基準を全国で統一するために作られた新しいルール
- 青・黄・赤の3色で、誰でも直感的に食事のやわらかさを判断できる
- 市販品や宅配食でも導入されていて、家庭でも活用しやすい
- 家族・施設・医療スタッフとの情報共有がしやすくなり、誤嚥事故の予防にもつながる
食事の選び方に迷っていた日々が、スマイルケア食のおかげでグッとラクになりました。

娘に合った食事が見つけられて、心配がなくなりました😊
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