
最近、きざみ食でもむせるようになってきた。

ペースト状だと、見た目が悪くて食べてくれない。
そんな悩みを抱えながら、食事づくりに不安を感じていませんか?
私は病院や施設で12年間、管理栄養士として働いてきました。しかし、10歳の娘に重度の障害があり、自宅でムース食を作る立場になったとき、想像以上の大変さに直面しました。

家族の食事を作って、さらにそれをミキサーにかけるなんて大変すぎる!!
それが私の率直な気持ちでした。
そこで今回は、家庭で一番選ばれているゲル化剤「ミキサーゲル」は、本当に初心者向きなのか?実際に使って感じたことを、本音でレビューします。
結論|ミキサーゲルは「ムース食デビュー」に最適!

結論からお伝えすると、ミキサーゲルは、初めてムース食を作る方が「最初に試してみる」のにちょうどいいゲル化剤です。
理由は、大きく3つあります。
- 温・冷どちらの料理にもこれ1つで対応できる
- 加熱や冷却が不要で、工程が増えない
- 愛用者が多く、困った時に情報を調べやすい

「まずは失敗せずに一品作ってみたい」そんな方にぴったりのアイテムです。
非加熱タイプなのに温かい料理に使える?(よくある誤解)
ミキサーゲルは「非加熱タイプ」のゲル化剤です。
そのため、「冷たい料理専用なんじゃないの?」「温かいおかずには使えないのでは?」と不安に感じる方も多いと思います。
ですが、ミキサーゲルは温かい料理にもしっかり対応しています。
おかゆや煮物、お味噌汁など、家庭でよく作る料理に使えますし、電子レンジでの再加熱も可能です。冷たいお茶から温かいおかずまで、これ1つで済むのは、忙しい介護の現場では大きなメリットです。
実際に使って分かったミキサーゲルのメリット

「これは助かる!」と感じたポイントをまとめました。
分量が分かりやすい
1本3gのスティックタイプがあります。料理の重さに合わせて本数を決めるだけなので、初心者でも分量を間違えにくいと感じました。
冷たい料理にも溶けやすい
冷たい状態でもダマになりにくく、ミキサーにかけるとスムーズに混ざります。お茶などの飲み物も、驚くほどきれいに固まりました。
加熱・冷却の工程がいらない
「鍋で加熱する」「冷蔵庫で冷やし固める」といった工程がありません。ミキサーから出してすぐ食卓に出せる。この「時短」は、日々の負担を大きく減らしてくれます。
味を邪魔しない
無味無臭なので、料理の味はそのまま。「いつもの味」を変えずに食べられるのは嬉しいですよね。
【あわせて読みたい】
私が実際にミキサーゲルを使って、ほうれん草を滑らかに仕上げた手順を写真付きで公開しています。
正直に感じたミキサーゲルのデメリット

「ここは少し面倒だな」と感じた点も正直にお伝えします。
結局「はかり」は必要
料理の重さによってゲル化剤の量が変わるため、キッチンスケールでの計量は欠かせません。慣れるまでは、このひと手間が重く感じるかもしれません。
食材の温度でミキサーゲルの使用量が変わる
食材の温度で、ミキサーゲルを入れる量が変わります。最初は説明書を横に置いて、確認しながらの作業になります。
とにかく時短したい人には不向き
「今日は何もしたくない」「調理自体がしんどい」時は、無理して手作りするより、最初から完成している「市販品」を頼るのが正解です。
💡 実は私も、最初は別のものを使っていました
私は娘の入院先で管理栄養士さんに勧められた「スベラカーゼ」を長年愛用してきました。「プロが勧めるんだから、これが一番いいはず」と思い込んでいたんです。
でも、ネットで「ミキサーゲル」がダントツで売れているのを見て、「そんなに使いやすいの?」と気になり、今回初めて試してみました。
実際に使ってみて分かったのは、ミキサーゲルの「手軽さ」は、家事で忙しい人の強力な味方になること。
どちらが良い・悪いではなく、「今の自分にとってどっちが楽か」で選んでいいんだな、と私自身も勉強になりました。
【重要】管理栄養士が教える「ベタつき」対処法

ここ、すごく大事なポイントです!
じゃがいも・さつまいも・おかゆなど、でんぷんが多い食材は、ミキサーにかけても粘り(ベタつき)が出やすいんです。

お粥をスプーンですくった時に「ベタベタして飲み込みにくそう」と感じた方もいると思います。
芋類・お粥のベタつきを抑えたい場合
ミキサーゲルと併用して、「宮源の酵素パウダー」を使うのがおすすめです。
2つを一緒に加えてミキサーにかけるだけで、お餅のようなベタつきが、プリンのような「つるん」とした状態に劇的に変わります。
お粥ゼリーを作ること自体が負担な場合
もし「お粥をミキサーすること自体がもう限界!」という時は、以下の専用商品に頼ってください。
- 宮源の「おかゆゼリー」
- ニュートリーの「そく粥つるり」
どちらもお湯を注いで混ぜるだけ。ミキサー不要で、なめらかなお粥が完成します。
ミキサーゲルがおすすめな人・別の選択肢を考えてもいい人

ミキサーゲルがおすすめな人
- ムース食づくりに初めて挑戦する
- まずは失敗せずに「作れた!」という自信がほしい
- 毎食ではないけれど、家庭の料理をムースにしたい
別の方法(宅配など)がいい人
- 計量やミキサーの後片付けがどうしても苦痛
- 仕事と介護の両立で、自分の時間がほとんどない
- 「手作り」にこだわりすぎて、笑顔が消えそうになっている
手作りが大変なときは、市販・宅配という選択肢も

ムース食は、毎日必ず手作りしなければいけないものではありません。
私自身、余裕があるときは手作りしますが、疲れているときは、迷わず「冷凍の宅配ムース食」に頼っています。
「手作りできなくて申し訳ない」なんて思う必要は、1ミリもありません。宅配弁当は、彩りも栄養もプロが計算してくれています。

1食宅配弁当にするだけで、あなたの心にゆとりが生まれます。その空いた時間で、ゆっくりお茶を飲んだり、家族と笑って話したりすること。それが、一番の介護だと私は思っています。
【実体験あり】ムース食はどこで買える?通販サイト・宅配弁当サービス・スーパー・ドラッグストアを徹底比較
まとめ|ミキサーゲルはムース食づくりの「最初の一歩」

ミキサーゲルは、ムース食づくりの最初の一歩を後押ししてくれる、とても使いやすいアイテムです。
完璧を目指さなくて大丈夫。まずは一度、「作れた」という経験を積むこと。そこから、手作り・市販・宅配を、自分のペースで組み合わせていけばいいんです。

毎日頑張っているあなた。今日は少し、肩の力を抜いてみませんか?


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