
ゲル化剤ってどれを使えば良いの?
このような悩みを解決します。
・ムース食に使えるゲル化剤と、とろみ剤の違い
・ミキサーゲル・ミキサー&ソフト・ソフティアGの特徴と選び方
・家庭でムース食を作るときに、目的に合わせて選ぶ考え方
スーパーや薬局を見てみると、
置いてあるのはとろみ剤がほとんどです。
ムース食を作るためのゲル化剤は、店頭では見つけにくいのが現状です。
これまでムース食は、入院や施設で提供されるものという認識が強く、
「家で作る」という選択肢があまり知られてきませんでした。
しかし今、在宅で食事を支える家族が増えています。
そんな中で重要になるのが、
ムース食に合ったゲル化剤を正しく選ぶことです。
この記事では、家庭で使いやすい
- ミキサーゲル
- ミキサー&ソフト
- ソフティアG
この3つを取り上げ、
それぞれの特徴や違いをわかりやすく解説します。
この記事を読めば、
ゲル化剤選びで迷う時間を減らし、安心してムース食作りを始められます。
先に結論だけお伝えすると、
初めての方にはミキサーゲルがおすすめです。
ゲル化剤の基礎知識を知りたい方はこちら
👉 【初心者向け】介護食のゲル化剤とは?使い方・注意点・おすすめを紹介
ムース食に使えるゲル化剤は、実は多くありません
ムース食を作ろうと思い、
スーパーや薬局でゲル化剤を探す方は多いと思います。
私自身、普段利用しているスーパーや薬局を複数確認しましたが、
介護用品コーナーに並んでいたのは、
飲み物にとろみをつけるための「とろみ剤」が中心でした。

ムース食を作るために使われる
介護食用のゲル化剤は、
店頭ではほとんど取り扱いがないのが現状です。
これは、ムース食が必要になるほど嚥下機能が低下した場合、
入院や施設での食事対応が前提とされてきた背景があります。
そのため、家庭でムース食を手作りするための製品は、
一般の売り場では想定されてこなかったのです。

私も薬局を回っても見つからなくて、そもそも売ってないんだと後から気づきました。
とろみ剤やゼラチンでは、ムース食は作れません

ムース食は、
形を保ちながら、口の中でやさしく崩れる食事です。
そのため、どんな材料でも作れるわけではありません。
まず、とろみ剤は、
飲み物や汁物にとろみをつけて飲み込みやすくするためのものです。
液体を固めて形を作る目的ではないため、
ムース食を作ろうとしても、
まとまらない・ゆるすぎるといった状態になりやすくなります。
また、ゼラチンや寒天などの製菓用のゲル化剤は、
お菓子作りを目的としたもので、
ムース食には向いていません。

ムース食を安全に作るには、
嚥下調整を目的とした「介護食用のゲル化剤」を使う必要があります。
次の章では、家庭で使いやすいゲル化剤を具体的に紹介します。
ムース食に使いやすいゲル化剤3選

ムース食用のゲル化剤はいくつかありますが、
家庭でよく使われているのは、次の3種類です。
・ミキサーゲル
・ミキサー&ソフト
・ソフティアG
いずれも、
噛む力や飲み込む力が弱い方のために作られた
「介護食用のゲル化剤」で、
とろみ剤や製菓用のゲル化剤とは役割が異なります。

「どれが一番良いか」ではなく「自分の家庭で使いやすいかどうか」
で選ぶことが大切です。
作り方の違い
介護食用のゲル化剤は、
どれも味や風味への影響が出にくく、
基本的な仕上がりに大きな差はありません。
大きな違いは、「作り方の手間」と「使う道具」です。
ミキサーゲル
料理と混ぜるだけでまとまります。
ミキサーを使う方法と、泡だて器などで混ぜる方法があります。
ミキサー&ソフト
料理と一緒にミキサーにかけるだけでまとまります。
※ミキサー必須。
ソフティアG
料理と一緒にミキサーにかけたあと、鍋に移し替え
高温(85℃以上)で加熱し、冷やして固める必要があります。
容量と価格を比較
ここでは、家庭で使う際に気になる「容量」と「価格」を比較します。
ミキサーゲル
| 販売形態 | 内容量 | 公式参考価格(税込) |
|---|---|---|
| スティック | 3g×50本 | 2,550円 |
| 大容量 | 700g | 6,350円 |
ミキサー&ソフト
| 販売形態 | 内容量 | 公式参考価格(税込) |
|---|---|---|
| 大容量のみ | 1kg | 6,382円 |
ソフティアG
| 販売形態 | 内容量 | 公式参考価格(税込) |
|---|---|---|
| スティック | 1.5g×50包 | 1,080円 |
| 大容量(フタなし) | 500g | 2,886円 |
| 大容量(フタあり) | 500g | 3,129円 |
※価格は公式オンラインショップ掲載の参考価格です。
※販売価格・送料は購入先や時期によって異なります。

初めての方は、まずスティックタイプで試して、
使用量が安定してきたら大容量タイプに切り替えると失敗が少ないです。
どれを選べばいい?目的別のおすすめ

ゲル化剤の特徴を見てきても、
「自分の場合はどれが合うのか」
と迷ってしまう方もいると思います。
ここでは、
目的別におすすめのゲル化剤を整理します。
迷ったら「ミキサーゲル」でOK
初めてムース食を作る方には、
混ぜるだけでまとまりやすく、失敗しにくい
ミキサーゲルから試す方が多いです。
実際に使っている様子や仕上がりについては、
こちらの記事で写真つきで詳しく紹介しています。
【あわせて読みたい実践編】
・使い心地をもっと知りたい方はこちらを
・具体的な作り方を見たい方はレシピを(予定)
温かい料理をムースにしたいなら「ミキサー&ソフト」
温かい料理をムースにしたい場合は、
ミキサー&ソフトが向いています。
ミキサー&ソフトの使い方や特徴については、
メーカー公式情報をもとに、別記事でまとめています。
固さの調整幅があるのは「ソフティアG」
固さを細かく調整したい場合は、
ソフティアGを選ぶ方法もあります。
ソフティアGの調理工程や注意点については、
メーカー情報をもとに整理した記事で解説しています。
ミキサーゲル、ミキサー&ソフト、ソフティアGの購入方法

ムース食用のゲル化剤は、
スーパーや薬局では見つけにくいのが現状です。
Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどの通販で購入できます。
在庫を確認しやすく、
自宅まで届けてもらえるため、
在宅で食事を支えるご家庭には使いやすい方法です。
手作りが難しい時は、冷凍宅配弁当・市販のムース食が便利です

毎回ムース食を手作りするのが難しい場合は、
冷凍の宅配弁当や、通販で購入できるムース食を
取り入れる方法もあります。
あらかじめ形や固さが調整されているため、
調理の負担を減らしながら、
安全に食事を続けやすいのが特徴です。
正直、毎日ムース食を手作りするのは大変です。

我が家でも「今日はしんどいな…」という日は、
冷凍の宅配ムース食に頼っています。
「手作りは大変かも…」と感じた方は、
実際にどこで買えるのか、どう選べばいいのかを
こちらの記事で詳しくまとめています。
【実体験あり】ムース食はどこで買える?通販サイト・宅配弁当サービス・スーパー・ドラッグストアを徹底比較
ムース食に使うゲル化剤は「無理なく続けられる方法」で選ぶ

この記事では、
家庭で使いやすいゲル化剤として、
ミキサーゲル・ミキサー&ソフト・ソフティアGの3つを紹介しました。
選ぶときに大切なのは、
どれが一番良いかではなく、無理なく続けられるかどうかです。
初めてムース食を作る方は、
混ぜるだけでまとまりやすく、
失敗しにくいミキサーゲルから試す方が多いです。
温かい料理をムースにしたい場合や、
固さを細かく調整したい場合には、
ほかのゲル化剤を選ぶ方法もあります。
また、
ゲル化剤がすぐに手に入らないときや、
毎回手作りするのが負担に感じるときは、
市販のムース食を取り入れる方法もあります。
ムース食は、
「毎日きちんと作ること」や
「完璧に使い分けること」が目的ではありません。
安全に、無理なく、続けられることが一番大切です。

あなたやご家族の状況に合った方法で、
できるところから少しずつ取り入れてみてください。




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